サリチル酸(2%):
サリチル酸はベータヒドロキシ酸(BHA)の一種です。角質を溶解して剝がしやすくする効果と除去する効果により、古い角質を剥がれ落ちやすくする働きがあります。そのため、オイリー肌、ニキビができやすい肌、トラブルの多い肌、さらには小じわやしわのある肌にお使いいただけます。 サリチル酸は、有害な微生物の発生を抑えるといわれ、皮膚の表面の清浄に有効な成分です。また、黒ずみの発生や毛穴の詰まりを防ぐ働きも期待できます。
植物から抽出される分子であるサリチル酸は、1829 年にフランスの薬剤師ピエール・ジョゼフ・ルルーによって初めてヤナギの樹皮から抽出されました。サリチル酸は植物内に存在しますが、特にシモツケやヤナギに天然のサリチル酸が存在し、ヤナギの学名がサリチル酸という名前の由来になっています。 一般的なアスピリン錠剤は、実はサリチル酸の合成誘導体(アセチルサリチル酸)で、1853 年に化学者 C.F によって初めて製造されました。
亜鉛(1%):
ビーツ由来の亜鉛が皮脂の分泌を抑えるため、オイリー肌に最適です。
L- ピロリドンカルボン酸と結合した亜鉛が、肌細胞の分化を促進、バリア機能を増強し、未来の肌トラブルに負けない土台を作ります。
体内にもともと備わる微量元素、亜鉛。食物の代謝、免疫機能のサポート、細胞の再生など、体内で働くさまざまな酵素の働きを支える重要な役割を担っています。
また亜鉛は、肌の不調を引き起こす微生物の発生を抑える働きがあることでも知られています。